行った日:2020年2月
アムリトサル観光1日目に黄金寺院とワガ国境を周りました。
2日目はどこ行こうか・・・?とりあえずゴビンガーフォートに行ってみるか、と軽い気持ちで行ってみたのですが、フォートというよりもアミューズメント施設感が強く、意外に面白い場所でした。
アムリトサル観光で黄金寺院とワガ国境以外にどこに行ったらいいんだろう?という方は、ぜひ行ってみてください。
ゴビンガーフォート概要
18世紀、アムリトサルのあるパンジャブ州はMislsという一族に支配されており、その首長が1760年代にこのフォートを創設しました。当時は「バンギスの砦」と呼ばれたそうです。
徐々に財政が苦しくなると、19世紀初頭にマハラジャ・ランジット・シンに制服され、彼が10番目のシーク教の教祖であるグルシュリゴビンドシンジにちなんで、現在と同じゴビンガーフォートと名前を変え、多額の費用を投じて、フォートを強化しました。
アムリトサルは攻撃に対して最も脆弱であり、北西辺境のアフガニスタン人から絶え間ない脅威がありましたが、それらの侵略者からアムリトサルの街と黄金寺院を守ることが、フォートの重要な役目でした。
こことは別ですが、サラガリ砦というアフガニスタンとの国境の最前線にいた、シク教徒戦士たちの戦いの実話を元に映像化された「ケサリ」という映画が、戦闘シーンが迫力あるのと、シク教徒が何を重んじているのかがよく分かり、アムリトサル観光前におすすめです。
外周は約1kmで、お堀に囲まれています。
フォートには5つの大砲があり、そのうち2つは、こちらの写真にある、インドで作られた最大級のもので、ザムザマと呼ばれる有名なものだそうです。
長らく軍の所有とされていましたが、2017年に一般へ公開され、現在は複数の博物館やショーステージなどがあり、アミューズメント施設にもなっています。
ゴビンガーフォート内の施設
博物館①武器
博物館内部は写真禁止でしたので、雰囲気をご説明していきます。
火縄銃から現代の銃に至るまでの多様な銃が展示されています。4口銃などのあまり見られないタイプのものもありました。ただ、説明書きなどがなかったので、銃の知識などがあればもっと楽しめるのかもしれません。私が行った時は、スタッフの方が簡単に説明してくれました。
博物館②コイン
昔フォートには、コイン鋳造所がありました。その時のコインや、かつてマハラジャが着用していたコヒノールダイアモンドのレプリカなどが展示されています。レンガ造りの建物にも注目です。
博物館③シク教ファッション
昔から現代に至るまでの服装や、冠婚葬祭時などのシク教徒のファッションを着たマネキンが展示されています。シク教徒がピシッとターバンを巻いている姿がかっこいいな〜と日頃から思っていたので、個人的にはこれが一番興味深かったです。カラフルな看板は、シク教徒が頭に巻くターバンが使われていておしゃれ。
7Dシアター
時間がなく見れませんでしたが、マハラジャ・ランジット・シンの生涯を描いた映像のようです。
7Dとは・・・気になるところです。
屋外ステージ
小規模なミュージカルのようなものをやっていました。終始見たわけではありませんが、シク教徒の衣装なのでアムリトサル観光感があってよかったです。
他にも、馬やラクダに乗れるコーナーや、簡単な遊具、レストランもありました。
ゴビンガーフォート詳細
入場料・・・150ルピー
武器とコインの博物館・・・合わせて50ルピー
ファッションの博物館・・・無料
7Dシアターや乗馬体験等も別途かかると思いますが、今回は利用しなかったので金額が不明です。
住所
Old Cantt Road, inside Lohgarh Chowk, Vijay Chowk, Amritsar, Punjab 143001
車やリキシャで行けるのはgoogle mapで「Fort Gobindgarh Crossing」と出てくるあたりまでです。
街中(黄金寺院周辺)から2km程度です。
HP
アムリトサルについて、他にも記事を書いているので、下の関連記事から是非ご覧ください^^