タージマハルでも見られる、綺麗なカラフルな模様・・・
アグラに行ったら、大理石の工芸品をお土産に買って帰りたいと思っていたので、
お店に行ってきました。
そこで見た繊細な手仕事に感動したのでご紹介します。
時間があればぜひお店にも行ってみてください!
買わなくても、美術品を見る感覚でもOKです笑
アグラの大理石工芸品の作業工程
(↑直径7cmくらい)
土台となる白い大理石に模様を描き、掘る
↓
模様にはまるように、カラフルな石を削る
↓
石を大理石にはめ込んで接着する
↓
表面が平らになるように薄く削る
大まかにいうとこんな流れです。
お店で少しだけ体験させてもらいましたが、
本物の大理石は硬く、特に曲線なんかは削るのが難しいです。
ちなみに、アグラでは偽物もたくさん出回っているそうですが、
本物の大理石は、コインでスクラッチしても削れないほど丈夫だそうで、
実際にやって見せてくれました。
カラフルな石は天然のラピスラズリ、ターコイズ、マラカイト、コーネリア、タイガーアイ・・・などなど、様々な種類が使われます。
石好きにたまらない〜!
その石を伝統的な道具で模様の形に合わせて削っていくのですが、
模様によっては1mmくらいの細さまで削られます。
上の写真の茎の部分とか・・・細い。
本当に繊細な作業です・・・!
これはかの有名なタージマハルでも使われた手法ですが、
タージマハルともなると、模様の規模も大きい・・・!
そりゃ年月も費用もかかるわ・・・と納得です。
タージマハルに見られる大理石と石の細工
こちらは、お墓本体の入り口の周りに描かれているアラビア文字です。
白い土台の大理石を文字型に削って、
同じ文字の形に削った黒い大理石をはめ込んで描かれているのです。
こういうような花柄が多いです。
お墓の内部は暗くなっていますが、
中にいる怪しげな人に10ルピー(15円)くらいチップを渡すと
ライトを照らして見せてくれます。
光で石が透けて綺麗ですので、気になる方はぜひ!
こちらはアグラ城の柱です。
柱全体に細工が施されていて、
こちらも手間(とお金 笑)がかかっただろうな〜と
ついつい思ってしまいます。
ところどころ石がないところは、
イギリス統治時代にイギリス兵士が持っていってしまったらしいです。
アグラにある大理石細工の土産物屋
私が行ったのは、UP Marble Crafts Palaceというお店です。
アグラの土産物屋というと、ツアーで連れていかれる、などと
あまりいい噂を聞かないのですが、
私は大理石の工芸品が見たかったので、
ぼったくられないか、騙されないか不安に思いながらも
ドライバーに頼んで連れて行ってもらいました。
作業工程を説明してもらえたり、店内には大きなテーブルなどの作品もあり、
見るだけでも感動しました!
買うつもりがなくても、美術館感覚ででも行く価値あると思うので、
お時間あれば、ぜひ行ってみてください^^
私はちゃっかりお土産を購入しました。
値段もピンキリであります。
細かい模様ほど美しく、手間がかかり、お値段も高い・・・
値段交渉して少し安くしてもらいました。
奥の部屋の方が小物などお手頃なものがあるかな、と思います。
重いものは船便で日本へ郵送してくれるとのことです。
場所詳細↓
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