人口13億人、中国に次ぐ世界第2位の人口を抱えるインド。数年後には中国を越えるとも言われています。
そんな人口の多いインドでは、工事現場、レストラン、モールやマーケットのショップ、などなど、こんなに人必要?!と思ってしまうような光景をよく見かけます。
身近な例でいうと、レストランでは注文した料理が運ばれてくるとき、料理を運ぶ人とその料理をテーブルに乗せてくれる人が二人セットで来てくれたりします。
レストラン内には、他にも掃除専門の人、料理を作る人(その中にも彼らなりの役割分担があるのだと思います)、会計の人なども居て、時間帯によってはお客さんよりも店員さんの方が多いこともよくあります。
インドからしたら、雇用を生み出さなければならないので、大変なのだと思いますが、「人数を投入して解決してしまえー!」というパワー作戦ができる国なのです。
そんな光景をアジャンタ石窟寺院でも見つけました。
インド世界遺産アジャンタ石窟寺院はどんなところ?
インドの真ん中くらいの緯度にあり、夏の平均気温は40度前後、冬でも最高気温20度以上になるような暑い場所です。
地図でいうとこの辺り↓
アジャンタ石窟寺院には、およそ700mの範囲に30個の石窟が並んでいます。
1つの石窟に入り、隣の石窟に移動してまた入り、、、というように観光していくのですが、石窟と石窟の間に坂や階段が結構あるんですよね。
2月はまだ涼しい時期と言われていますが、それでも汗をかき、「水—!」というような状況で、観光をするにも体力が必要だな、実感しました。
階段の多い観光地 インド的克服法
そんなアジャンタ石窟寺院で、人口の多いインドだからできる大胆なサービスを発見しました。
それはこちら。
花柄の布で覆われた椅子・・・?
まさか・・・
おっ担ごうとしています。
そうなんです。こちら観光客用の輿なんです。
ちゃんとチケット売り場の看板に値段も書いてありました。
1tripあたり1600ルピー(約2480円)。
実際に乗る人はいるのだろうか、と気にしていると・・・
早速いらっしゃいました!インド人マダム。
日傘までさして、快適そうです。
4人がかりで担ぐのですね。
輿がどのくらいの重さなのか分かりませんが、体重60kgの人を載せるとしたら1人当たり最低でも15kgか・・・
暑い中担いで、坂や階段を上り下りして、大変な仕事です。
しかも結構速いスピードでした。
自分で旅行しながら、体力がなくなったら行きたいところに行けないかもしれない、と思うことがあるのですが、このサービスがあれば体力がない方でも観光をできるチャンスができるので、本当にありがたいサービスだと思いました。
アジャンタを訪れた際は、ぜひ注目してみてください。
アジャンタ/エローラについて、他にも記事を書いているので、下の関連記事から是非ご覧ください^^