行った日:2020年2月
500年以上の歴史があるシク教の総本山。
黄金に包まれた本堂、囲む聖なる池、熱心にお祈りするシク教徒の全てに心が惹かれます。
日中とライトアップを両方見るためにアムリトサル観光中に2回以上訪れる方もいるくらい、時間帯によってそれぞれの美しさがあります。
私は早朝夜明け前に行き、ライトアップから日の出後までたっぷり(と言っても体感はあっという間)滞在しました。
そのプランをご紹介します。
これから計画を立てる方の参考になれば幸いです。
私の黄金寺院滞在スケジュール
黄金寺院へ入場前に、靴を預け、頭を布で覆う
敷地内に入る前に、靴を預けます。靴下も靴の中に入れて一緒に預けました。
(写真は帰りに撮影したものなので明るいです)
同行者数名で1ロッカーの扱いで、靴を重ねて入れられるので、汚れ防止に袋を持参すると安心です。
大きな荷物を預けるロッカーもあるようです。
宗教上の理由で、敷地内は男女共に髪の毛を隠すように頭を布で覆う必要があります。女性はストール、男性はバンダナを巻いている方が多かったです。
ついに黄金寺院とご対面!
門まで行くとすぐに黄金寺院を見ることができます。これが見たかった〜!と感動。
全ての入り口からは階段を下って敷地に入るようになっていますが、以下のような意味があるのですね。
「ハリマンディルサーヒブにはユニークなシク建築があります。周囲の土地レベルよりも低いレベルで建てられたグルドワラは、平等主義と謙虚さの教訓を教えています。4つの方向すべてからのこの神聖な神社の4つの入り口は、あらゆる人生の歩みに属する人々が等しく歓迎されることを意味します」(公式HPより意訳)
黄金寺院へ参拝
近くで見てもすごく金ピカであることに感動します。大理石でできた壁にはカラフルな石がはめ込んで描かれた絵があり、とても綺麗です。
Q,この金ピカは純金なのか・・・?!
A,なんと全て24金でできているそうです!!
お祭りの時期は何時間も並ぶこともあるようですが、私が訪れた2月の7時頃は10分ほどで入れました。ただ、並んでいる途中で、皆さんその場で座りお祈りが始まり、動けなくなってしまいました。
事前に調べた様子だと男女別レーンだと思っていましたが、同レーンで入れました。
(本堂への橋の入り口)
レーン左側が寺院正面からの入場、真ん中が寺院横からの入場、右側が退場のレーンです。
Akal Takhtとその周辺
Akal Takhtは時間によっては御神体が移される、重要な場所の一つです。周辺の建物も中心には聖所があり、人々がお祈りしています。
黄金寺院内にある中央シク博物館
開館時間:冬8:00~18:00、7:00〜19:00 入場無料
絵画がメインのコンパクトな展示なのでさっとみれば15分程度で見れます。
拷問で皮膚が剥がされていたり、戦いの場面で血が流れていたり、結構エグい・・・。かつてこの地に居たシク教徒たちの戦い歴史がイメージできます。
入り口がさりげなくて少々分かりづらいです。池の外周からメイン入り口の階段を見上げるように立った右側の方に入り口があります。
黄金寺院の食堂(必見)
多くのシク教の寺院には巡礼者への施しを提供する食堂があります。
ここアムリトサルの黄金寺院では、1日10万人もの巡礼者へ食事が提供されています。
シク教は他宗教へ寛容であり、誰でも受け入れてくれます。
食器回収のところに募金箱があるので、感謝の気持ちを。
詳細は別記事をご覧下さい→(黄金寺院にある食堂のまわり方)
黄金寺院外にある謎の地下ミュージアム
入場無料。
靴を脱ぐ前のゾーンに、地下へ下る階段があります。
降りたところで、パスポートと引き換えに翻訳機を貸してくれました。
中は3部屋ありそれぞれ映像があります。ヒンディー語はもちろん英語もあまり分からないので、私が得た情報は主に映像からですが、各部屋はおそらく以下の内容?
①シク教歴代偉い人たち?②シク教?黄金寺院誕生?の歴史③黄金寺院での儀式などの様子(②のみ英語翻訳あり)
私は映像だけでも、シク教が興った時や黄金寺院ができる過程、黄金寺院でのお祈りの様子などを見て楽しめましたが、必見というほどではないかな・・・?
時間があれば見てみてください。
冬は寒さ対策をしっかり!
私は2月頭に行ったので、夜明け前の気温は3~4℃。
しかも裸足で周る、しかも床はひんやり大理石である上に、お清めのため濡れていました。
布が敷いてあるところでないと、冷たくて歩けないほどでした。(夏は熱くて歩けないらしい…)
私はズボンの下にウールのレギンスを履き、上はヒートテック+長袖シャツ+ダウン、頭にまく布はパシュミナのストール、といった服装でギリギリ寒くないくらいでした。
日の出と共に徐々に暖かくなり、最高気温は18℃前後と暖かくなるので、着脱可能な服装で調節するのが良かったです。
ぜひ皆さんの旅のスタイルにあった周り方ができますように。
アムリトサルについて、他にも記事を書いているので、下の関連記事から是非ご覧ください^^