行った日:2020年3月
アンダマン諸島、玄関口のあるポートブレアからわずか5kmの沖合にある小さい無人島がロス島です。
現在の島の本名は「Netaji Shubash Chandra Bose Dweep」と言うそうです。長い…。
豊かな自然はもちろんのこと、この島の見所は歴史的な遺産にもあります。
ロス島の見所、行き方、滞在時間をまとめました。
今後行かれる方の参考になれば幸いです。
アンダマン諸島 ロス島の見所〜歴史編
初めに占領されたのは1782年で療養所が建てられました。1857〜1941年の85年間はイギリスによって統治され、1942〜1945年の間は旧日本軍が占領していました。
そう、アンダマン諸島はお隣のニコバル諸島と並び、日本が占領していた過去もあります。
そのため洋風の建築物や軍で利用されていた施設などの建物が残っています。
今となってはかなり風化し、植物と一体になっています。
ひたすら「ジブリ感半端ない。」という感想が頭の中を回っていました。
旧日本軍が居た証もありました。戦時中、日本から遠く離れてこんなところまで来ていた方達が居たことを思うと、なんとも言えない気持ちになります。
アンダマン諸島 ロス島の見所〜自然編
周囲はエメラルドブルーの海に囲まれ、南国の植物がもさもさと生い茂り、自然がとても豊かです。
この景色にインドの国旗も含まれているのが違和感でした。でも歴としたインドなんです。
森林の中を歩いていくのが、とても気持ちが良いです。
鹿や孔雀などの動物も住んでいます。
島を歩いていると、多くの鹿に出会いました。
政府に任命された世話人がいるようです。
観光客がたくさん来るので人馴れしているのかと思いきや、結構警戒心強く、すぐに逃げてしまいました。
孔雀の姿は見えませんでしたが、羽根が落ちていたので運がよければ見られるかもしれません。
アンダマン諸島 ロス島への行き方
ポートブレアのAberdeen Jettyから船が出ています。
船のチケットは桟橋にいくつかあるお店で手配しました。
チケット購入の際にパスポートが必要です。
私は飛行機が着いてから(9:30)、ハブロック島へのフェリー出港(14:00)の合間に行ったので弾丸でした。船会社の人も、「ハブロックへのフェリーは何時なの?」と観光客の相手に慣れており、間に合う時間の船の往復を手配してくれました。
船に乗る前に救命着を付けるのですが、これが年季が入っていまして…
付けるのをためらいますが、仕方がないので付けます。
アンダマン諸島 ロス島での滞在時間はどのくらい?
船待機時間・・・30分
乗船時間・・・片道10〜15分
純粋な島の滞在時間・・・45分
45分だと、早足でざっと一周まわった感じです。
個人的には探検したりビーチでぼーっとしたりしながら3時間でも4時間でも滞在できるのですが、一通り見るのに十分な時間は2時間くらいかと思います。
行きと帰りは同じ船に乗ります。帰りは集合時間になると係りの人が全員の顔を確認して、揃ったら出航します。ちゃんと顔を覚えているのすごい・・・。
話が逸れましたが、何が言いたいかというと、同じ船に乗った人は、同じ滞在時間になるわけです。
なので、長く滞在したい方はチケットを買うときに、希望の滞在時間を伝えると、それに合わせた船を手配してくれるかもしれないので、伝えてみてください。
アンダマン諸島 ロス島観光にかかる費用
船往復・・・350ルピー
(アンダマン諸島ツアー会社HPには150〜500ルピーの間で変動する、と書いてありました。)
入島料・・・30ルピー
もし利用するならゴルフカート・・・80ルピー
アンダマン諸島 ロス島で自然保護のために禁止されていること
自然保護のため、写真のような禁止事項が設けられており、違反すると罰金が課せられるようです。
日本人でこれに違反する方は少ないかと思いますが、SWIMMINGに関しては、ついつい泳ぎたくなってしまうような綺麗な海なので、気をつけましょう。
あと、外での食事もダメなようです。
アンダマン諸島 ロス島を歩くときの注意点
・気温は3月上旬ですでに暑く、インド人たちも息を切らし汗ダラダラで歩いていました。水の携帯が必須です。島の入り口にはココナッツウォーターやインドのアイス、クルフィーが売っていましたが、島を歩いているときに飲めるように、ボトルウォーターを持ち込んだ方が良いです。
・道は石がゴロゴロ転がっていてビーチサンダルでは足を怪我しそうで歩きづらかったです。ビーチシューズか運動靴など、足先を覆えるものがおすすめです。
いかがでしたでしょうか?
ポートブレアから一番気軽に行ける島で、自然もあり歴史遺産もあり、小さいながらも見応えのある島でした。
ぜひアンダマン諸島観光の際には立ち寄ってみてください。
アンダマン諸島について、他にも記事を書いているので、下の関連記事から是非ご覧ください^^