行った日:2019年9月
「とにかく大きいヒンドゥー教寺院なんだって〜」程度の知識でアクシャルダム寺院へ行ったら色々衝撃を受けたので、ご紹介します。
寺院というか、もはやテーマパークじゃないかと思うような施設やショーがあるんです!
行くのを計画されている方の参考になれば幸いです。
行けない方も「インドってこんなのあるんだ〜」と興味本位で読んでもらえると嬉しいです!
※カメラ、スマートフォン持ち込み不可なので、写真は外から撮ったもののみとなります。
アクシャルダム寺院とは
2005年に開業された新しい寺院で、ヒンドゥー教の中でもスワミナラヤン派と言う宗派が建てたものです。
2007年には「世界最大の総合ヒンドゥー寺院」としてギネス記録が認められています。
調べると、「世界最大のヒンドゥー寺院」のランキングではカンボジアのアンコールワット、南インドのRanganathaswamy Temple、に次いで3番目となっています。
「総合ヒンドゥー寺院」が何を示すのかよく分かりませんでしたが、
24万㎡(東京ドームの9倍)もの敷地面積があるので、広いことには間違いありません。
本堂<Mandir>
外側は砂岩で覆われ、重厚感のある佇まいで、
内側は天井まで大理石で覆われ、金ピカの像があるなど、煌びやかです。
表面の細かい彫刻も見ものです。
ヒンドゥー教の建築といえば、
錐体形のもの(①)や南インドのカラフル(②)なイメージでしたが、
アクシャルダム(③)は丸みを帯びた感じです。
宗派によって異なるようですね。
失礼ながら、入場した時からすっかりテーマパーク気分でいたのですが、
インド人たちはお辞儀をしたり跪いたり、しっかりお参りしていました。
展示室<Exhibitions>
こんなのあるのー!ぜひ観たい!と思ったのですが、
全て観るのに2時間ほどかかるらしく、時間がなくて断念・・・。
公式HPの情報を元にご紹介します。
価値観の殿堂 所要時間:1時間
ほぼ等身大の3Dジオラマがいくつかのシーン毎にあり、音声や光の動きでストーリーが展開されます。18世紀におけるインドの生活を元に、非暴力、忍耐、祈り、道徳、家族の調和などヒンドゥー教の価値観が表現されています。HPの説明によると“ロボット”との記載もあり、一体どんなものなのか気になります。
シアター 所要時間:45分
スクリーンのサイズは約23m×17mという大きさ!
なんと108カ所で撮影、45000人以上のキャストが出演したというスケール。
ストーリーは、ニールカンスという主人公が、11歳で実家を離れ、自然を体験し知識を得、人々を救うために、インド北部のヒマラヤから南部のビーチまで12,000km、7年間かけて裸足、身一つで旅した伝説の話です。ニールカンスはヒンドゥー教No.1人気(?)のシヴァ神がもつ千あるうちの1つの名前だそうです。
ヒンディー語なのが厳しいですが、壮大なインドの景色が見れそうです。
ボートライド(←これ一番興味あり)所要時間:15分
ボート?!と思いましたが、ちゃんと船に人が乗って室内にある川を通れるんです。
川の両脇にはたくさんの人形たちが居て、古代インドの歴史が表現されています。
分かりやすく言うと、It’s a small world風です笑
上の3点、HPに綺麗な写真が載っているので、ぜひ観てください〜!
とても寺院の横にあるとは思えないスケールです笑
↓
公式HPのExhibitionsページ
ウォーターショー
噴水の周り360°に客席が設置されています。
カラフルな光のレーザー、プロジェクションマッピング、サラウンドサウンドが駆使されていて、まさにショーです。
2分42秒の動画がYouTubeにありました!
英語ですが、ショーの雰囲気がわかるので、ぜひご覧ください^^
0:10~0:12あたりのアクシャルダム寺院のライトアップもとても綺麗です。
ちなみに動画の最後の方、「ジャヤヘー、ジャヤヘー、ジャヤヘー、ジャヤジャヤジャヤジャヤへー」と言っているのは、インド国歌の終わりの部分です。
インドでは映画館に行くと上映前に必ず国家が流れるので覚えました笑
他にも、フードコートや広めの売店なんかもありました〜!
売店には寺院とは関係のない、インドのお菓子や化粧品、本なんかもありました。
観光のおすすめ度
★★★☆☆
インド在住の方であれば、ぜひ一度は行ってみるようお勧めします!!
旅行で来られた方は、デリーには世界遺産や買い物におすすめのマーケット等、他にも素晴らしい所があり過ぎるので、
そちらを周った後に時間があれば、ぜひ行ってみてください。
個人的には、旅行先でよく寺院(や教会)へ行きますが、何十年、何百年も前に建てられた歴史を含めての感動が好きなんですよね。その点、2005年に建てられた新しい寺院ということで、そういう感動は少なかったです。
あと、内部の写真が撮れないのが、旅行者にとっては少し残念です。
ただ、ここまで大きい寺院を建てられる、インドの成長の勢いや、寺院の横にアトラクションを作っちゃうインドならではの大胆さを感じられて、面白かったです。
私は時間をたっぷり確保して、アトラクションやショーを観に、また行きたいと思っています。
アクシャルダム寺院参拝の注意点
持ち込みのチェックが厳しい
入り口にあるクロークで持ち込み禁止の荷物を預けます。(無料)
20cmくらいのポシェットは持ち込ませてくれました。途中のセキュリティーチェックでカバンの中もしっかりチェックされるので、持ち込み禁止のものはちゃんと預けておきましょう。
受け取りは、出口の動線上にある、預け口の裏側になります。
ドレスコード
神聖とされる場所なので、HPにもドレスコードが明記されています。
下:膝丈より長いもの
もし上記以外の服装の場合、無料(100ルピーのデポジットは必要)でサロンという巻きスカートのような物を貸してくれるようです。
本堂に入る前に靴を預ける
本堂前の分かりやすいところに靴預け所があります。グループの靴をまとめて袋に入れられ、引き換えタグが渡されます。
夏の日中は、裸足で歩くと地面が熱い・・・!
白い模様の所が熱くなかったので、探しながら歩きました笑
アクシャルダム寺院詳細
場所
行き方
・メトロブルーライン、Akshardham駅から約350m。
・インディラガンディー空港から21km、車で約30分(道が空いている時)
・一番近い世界遺産 フマユーン廟まで9km、車で約11分
入場料
無料
アトラクションは有料
営業時間
月曜休館
火曜〜日曜 9:30〜20:00(最終入場18:30)